↓モニター鑑定や無料鑑定募集ありの超お得なLINEのお友達追加はこちら
こんにちは!
数秘術の魔術師えみゅーです
実は数秘術よりも長い
タロット歴15年のえみゅーが
今日はタロットカードの
「Ⅴ 教皇 THE HIEROPHANT」について解説していきたいと思います。
カードの基本的な意味や、絵柄の事象、シンボルやキーワードなどを解説していきます。
どんなイメージかな?実際に聞いてみました。
2人に何かを教えている感じ。みんなに伝えてくれ、みたいな。
そうですね !前に座っている2人に何かを伝えようとしている感じがしますよね。解説していきますね。一緒に見ていきましょう。
「Ⅴ 教皇 THE HIEROPHANT」の絵柄の意味
タロットカード一枚一枚の色や絵柄には、全て意味があります。
この意味をしっかりと理解し覚えることで、丸暗記をするような苦しみを避ける事ができますし、より深くタロットカードと向き合う事ができるようになります。
きちんとタロットカードを読めるように、絵柄とその意味はしっかりと覚えましょう!
大アルカナは全部で22枚あり、5番目が「Ⅴ 教皇 THE HIEROPHANT」です。
早速みていきましょう
教皇
※「法王」と呼ばれることもあるカードですが、ブログやレッスンでは「教皇」で統一しています。
皇帝は戦うことで国を治めていましたが、教皇は指導者という立場で、教えを解き人々を導きながら国を治めます。
戦争というステージから変わり、話し合い解決していくことが教皇の務めとなります。
教皇のカードは優しさや包容力など、受け入れる心の広さを意味します。人の繋がりの大切さや心に余裕を持つことの大切さを教えてくれるカードです。また、公正な仕事、機関などを表すこともあります。
5という数字について
教皇は5ばんです。
5という数字は「2+3」でもあります。
2は男性性と女性性、二面性などを表し「女教皇」で使われていた数字で、3は三位一体や生産性や創造性などを表します。
また、5は五大元素を表します。小アルカナで表される四大元素(風・火・水・地)に「エーテル」が加わったものであり、「エーテル」はアリストテレスが天体を構成する元素として導入したものです。中世のキリスト教的宇宙観においても天界を構成する物質とされており、教皇がこの五大元素を操ることができると示しています。
5には他にも「五体満足」「五臓六腑」「五感」など、人間の体を表す数字や五芒星(魔除けやお守り)の意味もあります。
三位一体とは
キリスト教で神は父(神)、子(キリスト)、聖霊の三位は、唯一の神が三つの姿となって現れたもので、元来は一体であるとする教理です。
デジタル大辞泉より
左右の柱
2本の柱は「女教皇」のカードに描かれている「ヤキンとボアズ」に似ていますが、教皇の柱は灰色なので、別の柱です。
この柱には「白百合」が彫られています。キリスト教では百合はバラと共に「天国の花」を意味し、生命や光の象徴とされていました。
この白百合が掘られた柱はここが教会であることを示しています。
教皇は教会の椅子に座っていて、イエスキリストの代弁者とされています。この柱は天界と下界を分ける柱であり、代弁者として座っている教皇は私たちと同じ世界にいますが、柱より後ろの世界は私たちが立ち入ることが出来ない聖域とされています。
三重冠
三重の冠は「教皇冠」と呼ばれていて教皇の地位を象徴する冠で、バチカンの国旗、国章にも教皇冠があしらわれています。
この三重の冠の意味は、「司祭、司牧、教導の三権」を、また「天国・煉獄・(地上の神の国)教会」を象徴するとされています。
4の「皇帝」が世俗的な権力を表していた事に対し、5の教皇は精神世界、霊的次元での権力(キリスト教の三位一体などの)人間の精神・肉体・魂に及んでいることを表しているとされています。
左手のパパル十字
教皇が左手に持っている十字架を「パパル十字」といいます。教皇十字とも呼ばれていて、ローマ法王が儀式などで用いる十字架です。
キリスト教の正統教義の一つである「三位一体」を表しています。
4の「皇帝」が持っていた「アンク」は物質世界での権力を表していましたが、
この教皇の「パパル十字」は精神世界での権力を表しています。
右手のサイン
教皇のこの右手のサインは祝福を与えるサインとされています。
このタロットカードを作ったウェイト自身はこう言っています。
「右手は秘境的伝統の中でよく知られた聖職者のサイン、すなわち教義の明かされた部分と隠された部分の区別をしている。」
教皇の服
キリスト教では赤は十字架にかけられたキリストの血に通じる聖なる愛の色とされています。祭服には白、赤、緑、紫などといったバリエーションがあり儀礼の種類によって異りますが、赤は「聖霊降臨祭(ペンテコステ)」「受難の主日(復活祭の一週間前の日曜日)」や「聖金曜日」などキリストの受難や復活、成人の殉教にかかわる儀礼に着用されます。
また下には白い服を着ていて、赤い服の真ん中には三つの十字架が描かれています。これは三位一体を表しています。
タロットカードにおいて、赤は「男性性」「情熱」などを表し、白は「女性性」「純潔」を表します。教皇がどちらも持っていることを表しています。
2人の宣教師
2人の人物は聖職者です。
※2人ともザビエルのような剃髪(トンスラ)が行われています
体格などが瓜二つなことから双子と解釈されており、双子は二面性を表し、人間の宗教的部分や人生のあらゆる場面における二面性を表しているとされています。
また、2人の聖職者と教皇という図式は、三位一体を表しています。
宣教師の服
赤いバラと白い百合の服を着ています。赤は情熱や男性性、白は純潔や女性性を表し、どちらの要素も持っていること、中立であることを表しています。
赤いバラと白い百合は「魔術師」でも出てきます。
足元の鍵
足元にある交差する2本の鍵は、イエスがペテロに授けた天国の扉を開ける鍵とされています。
バチカンの国旗にも描かれており、金銀の鍵はペテロの鍵と呼ばれイエスが弟子ペテロに言った言葉「あなたに天の国鍵を授ける」に由来し、霊界と俗界の支配権を象徴しているとされています。
教皇の構図について
教皇のタロットカードの構図は「女教皇」 と同じ配置です。女教皇も教皇も左右に柱があり、その前に座っています。
しかし、教皇の背後に描かれている柱は白黒ではなくグレーであることから違う柱であることがわかります。
女教皇は精神世界を個人的に学んでいたことに対して、教皇はその学びを発信し教えを説いていく側のステージにいます。
女教皇は2番目のカードでもあり、「2」という数字が強調された世界観でしたが、教皇は5番目です。2つの柱と教皇、さらに2人の宣教師という「2+2+1」の成り立ちです。教皇が5の支配者として揺るぎない立場にいることを表しています。
女教皇は書物を持っていますが、教皇は書物を持っていません。これは書物による法文の確認を必要としないということ、即ち「教皇」自身が法であることを示しています。
また、悪魔とも構図が同じですが悪魔のカードでは教皇が悪魔の立ち位置と悪魔となり、下の二人は前向きで描かれています。
教皇は人間の「光」、悪魔は人間の「闇」を表しているのではないでしょうか。
「Ⅴ 教皇 THE HIEROPHANT」の基本的な意味と解説
タロットカード教皇の正位置では、温厚で優しい人(男性)を表します。人に対して慈悲深く優しく思いやりのある男性で、とても穏やかな性格です。誰に対しても公平に接する人、どんな事をしても結果を出せる人、男性として魅力的な人です。
逆位置では、男性の内面的な欠如があることを表します。精神的に余裕がなく、意地悪であったり常にイライラして当たるような人物を指します。また、周囲の人に流されすぎて優柔不断でフラフラとした人物を指します。
教皇のカード解説(正位置)
教皇のタロットカードが正位置で出た時に表す意味はこちらです。
知識、教育、寛大さ、秩序、ルール
慈悲、慈愛、余裕、包容力
優しさ、慈善活動、落ち着き
広い視野、温もり、ゆとりのある心
・心に余裕を持ち、広い視野で見ると、必要なものが見えてくる
・周囲の声に耳を傾けて受け入れることで、未来の可能性が広がっていく
・人に慈悲を持って接すること、また、それができるほどこ心の広い人
教皇のカード解説(逆位置)
教皇のタロットカードが逆位置で出た時に表す意味はこちらです。
頑固、偏屈、信頼できない
狭い視点、思い込み、イライラ
自己中心的、落ち着きがない、余裕がない
誤解を生む、悲観的になる
・状況を悲観的に捉えてしまい、多くの不安を抱えている状態
・不安定な精神状態が続いてどんどん気が落ちていくこと
・思い込みが強く視野が狭まっている状態
【参考書籍】
今回は「Ⅴ 教皇 THE HIEROPHANT」について解説しました。
今後も引き続きタロットカードについて
解説を続けていきたいと思いますので
ぜひ、InstagramのDMや公式のLINEなどで
感想をいただけると喜びます!!
個人鑑定のご予約、ご質問はこちら
LINEもしくはInstagramのDMからお問い合わせください。